hiroto-o's diary

とある大学の大学院博士課程を何とか卒業して、とある金融の仕事をロンドンでしています! リンクはご自由に♪ メールはhiroto_o20[at_mark] hotmail.comまで。([at_mark]は@に置き換えてね)

崖っぷちのポニョ

見てきました。

主人公は、海水温度の上昇により絶滅の危機に瀕する人面海水魚類「ポニョ」。彼らが生存を懸けて淡水化→両性化して陸地での活路を見出す、というお話です。しかし、陸での生活は予想以上に厳しいため、結果的に水辺に近い「崖」へと生息の場所を追いやられてしまいます。ところが崖は風雨に晒されるため安住の地とは程遠い。自然の中で生きていくと言うことのシビアさを宮崎氏は伝えたかったのではないでしょうか。


(以下、ストーリーの核心に触れる部分。これから映画を見る人は読まない方がいいかも。文字色を黒にしているので反転させると読めます。)


見てきました(改めて)。

感想は、「これから」と思わせるシーンを素通りしたまま終わってしまったなということです。前半の細かい描写と比べると後半は駆け足気味だなという印象を持ちました。

確かに、肝の部分を書こうとすると3時間くらいの超大作になってしまうと思います。そうなると子供は見てて疲れるでしょう。この配慮があったのかもしれません。あるいは、宮崎氏が後半より前半に主題を置きたかったのかもしれません。後半はどっちかというと大人同士の話のような雰囲気があります。前半の方が無償の愛というか純粋な感情が表れていた気がします。