A Beautiful Mind
数々の友人から「絶対見たほうがいいよ!」と言われ続けて早5年。やっと目にする機会を得ることになった。
数学者John Nashの半生を描いた映画。主人公はゲーム理論で1994年のノーベル経済学賞を受賞。
本当の話なのかはたまた寓話化しただけなのかは分からないが、ゲーム理論の発想ってあんなだったんだ! こんな設定↓
問題:5人の男が5人の女とダンスパーティーで会ったとする。女の中の1人はとびっきりの美人。このとき5人の男の取るべき作戦は?作戦1.個々が独立に勝手に競争をする。つまり5人の男は1人の美人に一極集中する。アダム・スミスに完全に従うとすればこの方法が最良のストラテジー
作戦2.あえて1人の美人は避ける。5人ばらばらにアプローチをかける。
話の流れから作戦2が正解なのは当たり前だけど、これをどのように説明して論理として一般化するか。
作戦1では少なくとも4人のあふれてしまった男は、4人の女に目標を変える。しかし彼女たちは、自分たちがセカンドチョイスにされていることを知ってしまっているから、4人の男の成功率はガクッと低くなる。その点、作戦2の方が最大多数の最大幸福という評価をすれば優れている。
あと、最後のシーンはすごく感動的でした。
(参考:http://cruel.org/econthought/profiles/nash.html 「ナッシュ均衡」ってJohn Nashに由来しているのか)