とある一節 ― 静寂の音
トップレフトという小説を読んでいる。
世界を舞台にした金融小説で、物語のスケールの壮大さも然ることながら、
情景描写も素晴らしい。そこで出てくるフレーズの一つ。「静寂の音」
夜の山奥、目の前に広がるのは鬱蒼とした黒い闇。
周りの音が全く聞こえないときに聞こえる静寂の音。
自分の血流の音が聞こえるという。
周りのものを全て取り去ると自分に否応にも意識が向く。
ロジックだけにスポットを当てると、
周囲のもの全てを否定したときに、否定をしている自分は確かに存在することが出来るっていう、
デカルトの考え方とちょっと似ているかも、とか思った。
あ、最後に今年もよろしくお願いします。
今年も、少しでも自分のやりたいことを形にしていきたいと思うのと、
私生活でも仕事でも、いろいろと面白いことを発見していきたいなと思います。